ラ・チャウは予約困難な田町のイタリアンレストラン
田町駅東口から徒歩5分のイタリアンレストラン「ラ・チャウ」と言えば、推しも推されぬ芝浦エリアの名店です。
シェフ馬渡剛氏は、プリンスホテルで下積みし、イタリアはピエモンテのミシュラン1つ星レストランLa ciau del Tornaventoでの修行を経て、2007年に本格イタリアンのレストランを芝浦に「リストランテ ラ・チャウ」をオープンさせました。
よくある格式高いレストランではなく、若いスタッフも多く、店内は活気で溢れています。馬渡氏の、人とのご縁を大切にされる人柄がうかがえます。
レストランの予約は困難を極めるほどの人気で、2017年には姉妹店としてカジュアルレストラン「ヴィネリア・ラチャウ」などをオープンさせました。
しかしその姉妹店も、平日・土日とも常に満席。ランチは行列になります。ディナーに至っては、我が家では予約を取れたためしがありません(泣)
我が家では、美味しいランチを食べたいときにはビル1階の「ヴィネリア・ラチャウ」、年に1,2回のお祝いの時は地下1階の「レストラン・ラチャウ」を利用することにしています。
お正月には、イタリアンおせちをテイクアウトで頂きましたが、どの料理も斬新かつ落ち着いた味の絶品料理でした。
ラ・チャウ(La Ciau)はピエモンテの方言で「鍵」という意味だそうです。口にすれば思わず笑顔になる美味しい料理を通じて、家族や同僚など、大切なご縁をあけるカギとして、名店の歴史を刻んでいます。
ラ・チャウのテイクアウトは期間限定!
2020年春、イタリアンの名店「ラ・チャウ」が期間限定でテイクアウトを提供しています。
新型ウイルスの影響で店内での食事は自粛されており、2020年4月9日~5月6日までの期間限定で、テイクアウト販売を行っているそうです。→2020年5月15日現在も、テイクアウト継続中です!
不謹慎かもしれませんが、庶民にとっては、並ばずにラ・チャウの味を気軽に楽しめる絶好のチャンスです!
ランチとディナーのテイクアウトのメニュー
買い物帰りにラチャウのお店の前を通りかかると、テイクアウトメニューの貼り紙がありました。
ランチは日替わりとありますが1種類だけという意味ではなく、その日仕入れた食材などを使って何種類かの料理を提供する形です。ディナーはプレート料理を基本としているようですが、自由度が高そうですね。
電話で確認したところ、ランチは基本的に12時頃からの店頭販売のみのようです(電話注文ではなく)。ディナーは基本的に、電話で注文→店頭受取りという形です。
このあたりは恐らく試行錯誤しているところだと思います。
日替わりランチを食べてみた
うちの家族に大人気のラ・チャウがテイクアウトをしていると知った翌日、さっそく食べることにしました。
12時頃にお店に行ってみた様子
11時50分頃にお店に行ってみると、既に料理が並んでおり、販売が始まっていました!すでに並んでいる人も・・・!
お代は、すべて一品1,000円。ぱっと見、ボリュームてきに足りないかなあと思いましたが、まったくの杞憂でした。詳細は後ほど。
11:50頃にはラザニアとリゾットの2種類だけ並んでいました。料理ができたものから、地下の厨房から運んできて随時販売していくスタイルのようです。出来立て料理の提供したいという考えとのこと。
できれば一通り実物を見たいところですが、たしかに、作り置きしてずっと外に出ていると冷めてしまって、美味しい料理もまったく別モノの味になってしまいますよね。
だいたい10分に1品くらいのペースでメニューが追加販売されていましたが、頃合いをみて3品を購入しました。
お料理1品
自家製パン1包み
使い捨てスプーン・フォーク
お手拭き
を1セット分として、3品なので3セット、ビニール袋に詰めてくれました。
買ったのはこの3品!
買ったのは、まずはお店の鉄板メニューであるラザニア。この日は、桜エビのラザニアという珍しいトッピングでした。
これが、食べてみるとやっぱり絶品です!!!
もっちもちの生地に、上品で出しゃばらないのにしっかりしたホワイトソースとチーズの味。そしてトマトソースの酸味と桜エビの自然と食欲をかきたてる風味が効いていて、口に入れたばかりなのに、すぐまた次の一口を食べたくなります。
ラ・チャウの料理はどれも、家庭料理に近い優しい味で、素材の旨味を最大限引き出されています。食材の一つひとつ、調味料の一つ一つが絶妙な調和を生み出しています。
この日は、とくに桜エビが素晴らしいスパイス(辛いという意味ではなく)になっていたのが強烈に印象的でした。
さて2品目は、お肉と野菜のリゾット。(ごめんなさい、正式なメニュー名を失念しました・・・)
これもラ・チャウの定番料理です。
ホワイトソースとチーズの優しい味に、トマトの酸味が程よく効いています。ちょうど口に入れやすい、噛みやすい大きさにカットされたお肉と野菜の触感も心地よく、ラ・チャウの調和料理の醍醐味を感じました。
3品目は、「自家製サルシッチャと菜の花・玉ねぎのリゾット」です。
先ほどのお肉と野菜のリゾットとは異なりトマトの酸味がなく、一層やさしい味付けです。お肉のゴロゴロ具合、野菜のサクっとした触感が心地よく、噛むたびに菜の花の春らしい味と風味が広がってきます。
食後には菜の花の風味がかすかに口に残り、外出するのも憚られる日常の中で季節を感じることができました。
以上3品、食べ終える頃には、家族みんなお腹いっぱいに。
ひとり1品ずつという配分でしたが、見た目よりもかなりボリューム満点で、足りなかったときのために買ったコンビニ総菜は、誰も手をつけられませんでした。。
あと1つご紹介が漏れましたが、料理には自家製パンが1つずつ付いていました。アルミホイルに包まれ、オリーブオイルが塗られています。
お店で食べる自家製パンと同様、上品なオリーブオイルの風味が広がっていました。料理を食べ比べるときのつなぎとして最適な一品でした。
営業時間、定休日など
レストラン「ラ・チャウ」と、カジュアルレストラン「ヴィネリア・ラチャウ」の概要情報です。いずれも、火曜日はお休みなのでご注意ください。
リストランテ ラ・チャウ
営業時間:ランチ11:30~15:00(L.O.14:00)、ディナー18:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:火曜日。土日も営業
住所:東京都港区芝浦2-16-7 中野第3ビル B1F
予約・問い合わせ:050-5597-4969
ヴィネリア ラ・チャウ
営業時間:ランチ11:30~15:00(L.O.14:00)、ディナー18:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:火曜日。土日も営業
住所:東京都港区芝浦2-16-7 中野第3ビル 1F
予約・問い合わせ:050-5597-4969
お店情報は食べログからも確認・予約可能です。以下より食べログのお店ページを確認いただけます。
リストランテ ラ・チャウ ヴィネリア・ラチャウ
まとめ。次回は12:20に行こう
ラ・チャウのテイクアウト、どの料理もラ・チャウ特有の優しい味付けで、素材の味と触感、季節の風味をたしかに楽しむことができました。
今回はラザニアとリゾットの計3品でしたが、パスタなども出てくるようでしたから、次回は12:20くらいに行って、別のメニューを楽しみたいと思います。