ブリーズヴェールは記念日やお祝い、プロポーズに最適!
ブリーズヴェールは、東京タワーや芝公園に隣接する「ザ・プリンス パークタワー東京」最上階にあるフレンチレストランです。
一休のページでも非常に高い評価の口コミが目立つ、名店中の名店です。
2020年4月下旬現在、お店は一部休業している状態ですが、ここで素晴らしいランチ体験をお伝えして、お店の再開後にご利用いただく際の参考にしていただけたらと思います。
33階から東京を一望できる
レストランからは東京を一望でき、レインボーブリッジが綺麗に見えます。同じフロアのバーラウンジや宴会場からは、東京タワーを間近に望めます。
ディナーではロマンチックで豪華な夜景が広がっていますが、昼間でも壮観で洗練された都市の景色を楽しむことができます。
ザ・プリンス パークタワー東京のメインダイニング
ブリーズヴェールは、ホテル「ザ・プリンス パークタワー東京」のメインダイニングです。
プリンスホテルブランドには、以下の3種類があります。
ザ・プリンス
グランドプリンスホテル
プリンスホテル
”ザ・プリンス”を冠している「ザ・プリンス パークタワー東京」は、プリンスブランドの中でも最上位に当たります。ブリーズヴェールは、最高級ホテルのメインダイニングというわけです。
高級レストランなのにランチは子連れ可!!
ブリーズヴェールは敷居の高いホテルレストランですが、ランチタイムは子連れができます。子供用メニューもあります。
個人的には、幼児を高級レストランに連れて行くのはちょっと気が引けますが、暴れる心配のない乳児期ならとくに利用しやすいと思います。
なお、ロマンチックな大人の雰囲気を楽しめるディナータイムは、中学生以上からレストランを利用することができるようです。
ブリーズヴェールのランチメニュー
ランチメニューは、コース料理のほか、アラカルトもあります。2020年春に行ったときのコースメニューをお伝えします。
品数も記載していますが、どのコースでもお腹いっぱいになります。美味しいパンも好きなだけ食べられます。詳細は後ほどお伝えします。
ビジネスランチ
平日限定のビジネスランチです。4品、3,500円です。(クリックで画像を拡大できます)
レディースランチ
おトクさと贅沢さが両立しているレディースランチです。5品で女性5,000円、男性5,500円です。男性も注文できるのが有難いですね。(クリックで画像を拡大できます)
ブリーズヴェール、シーズナル
お店の名を冠した「ブリーズヴェール」(6品、7,500円)と、四季折々の味と風味を楽しめる「シーズナル」(7品、10,000円)です。(クリックで画像を拡大できます)
結婚記念日にブリーズヴェールで子連れランチを食べてきた
新型ウイルスの感染が怖いので、あまりお客さんのいない空いているお店で美味しい平日ランチを食べに行こうということになりました。
そこで、プリンスパークタワーのレストランなら、隣のテーブルとの距離も広いはず!という考えから、上の子を祖父母に預けて、0歳の下の子と3人で贅沢ランチを堪能することにしました。
予約なしで入店
当日空いているお店で食べたいものを食べようと思ったので、予約なしでプリンスパークタワー東京に向かいました。
道中、タワーに隣接する芝公園の花がとても美しく手入れされていました。
パークタワー内のレストランはどこも一流店ですが、混んでいるお店を避けるため、地下1階のお店から順に見ていきました。折角なので最上階の店も見に行こうということで、たどり着いたのがブリーズヴェールでした。
お店フロアに入った瞬間に「ここにしよう」と、2人でほぼ即決。価格帯は一番高いですが、そんなことは気にならないほど上品で居心地の良い雰囲気だったからです。
お店受付で予約していない旨伝えると、席を用意する間、隣の部屋で5分ほど待つことになりました。この待合室(夜はカフェバー)がまた素晴らしい空間で、期待値は否が応でも高まります。
ソーシャル・ディスタンスを超えるテーブルレイアウト
席はかなりゆとりのあるレイアウトで、各テーブル同士の距離は、3メートルはあるでしょうか。
あちこちに観葉植物などがあり、いわゆるソーシャル・ディスタンスは、確実に確保できそうです。これだけ距離があれば、子どもが多少泣いたりごねたりしても目立たないのが有難いです。
新型ウイルスへの対策として、お店入口には手指消毒スプレーが置かれ、スタッフの方はマスク着用でサービス提供してくださいました。
用意していただいたお席はこちら。なんと予約なしで窓際の席を案内していただけました。
0歳の我が子はベビーカーで、テーブルのイスを1脚よけたところにセッティング。スペースに余裕があるので、レイアウト変更も非常にスムーズです。子どもも居心地がよかったのか、そのまま90分ほど大泣きすることもなく静かに過ごしてくれました。
メニューを吟味して、今回は、夫婦2人とも「レディースランチ」5品、女性5,000円、男性5,500円を注文しました。
飲み物
授乳中の妻はノンアルコールカクテル、私は季節のカクテルを注文。美味しいお酒を飲みながら、仄かに香るテーブルの上の綺麗な花を眺めて、2人で期待に胸を膨らませて料理を待ちます・・・
前菜オードブル
オードブルは、「春の真鯛と野菜のガトー グラミネ仕立て」です。
タタキ状に調理され綺麗に整えられた真鯛に、グリーンのムースと菜の花が載っています。お皿に盛られた料理だけでなく、周りのソースが色鮮やかですね。
真鯛は、春らしくさっぱりした味と風味でしたが、しっかりとした旨味がありました。爽やかな旨味に、ムースのふんわりした触感、菜の花の緑色野菜の味がアクセントになっていて、とても食べやすい味です。
周りの色とりどりのソースと合わせて食べてみると、そのたびに料理の味がガラッと変わります。最初は白いマヨネーズ、その次は黒のゴマソース、その次は・・・と、味を確かめながら頂きました。黄色いカレー味のソースが思ったよりスパイシーで美味だったのが印象的でした。
次に、メインの前の1品として妻が選んだのは「プティボワのポタージュ ミントのフォームとフォアグラを添えて」。枝豆のスープですね。
「エダマメにフォアグラ?」と思わず口にでてしまうような組み合わせですが、菜の花や枝豆の青臭い香りに、フォアグラの濃厚な旨味が絡んで、絶妙な味と風味になっていました。ミント味の泡を口にするたびにフォアグラの強い味がリセットされて、エダマメの素材の味をシンプルに楽しんでもとても美味しく感じました。
私が選んだのは「浅利とキャベツ カラスミのリゾット」です。
アサリがプリっぷりで、噛むたびに心地よい触感で、リゾットなのに貝の旨味エキスがしっかり残っているのも印象的でした。お米は微かに芯を残してあって、コメからご飯に変わる一瞬を切り取ったように調理されていました。
このお米とキャベツとアサリという、心地よい歯ごたえを3段階で楽しめたのが非常に印象的な一品でした。
カラスミは、ここ数十年食べていなかったのですが、優しい味の料理の中で、ちょっとしたアクセントを加えていました。もっとクセのある素材というイメージでしたが、調味料のように使うと料理が奥行きのある味になるんですね。
メイン
いよいよメインです。妻が選んだのは「オマール海老のポワレ 本日のスタイルで」。
このオマール海老が大きいんです。このサイズは、この日最大のサプライズでした。口に入れてみると、身はぷりっぷりで、調理で増幅された旨味エキスがこれでもかと押し寄せてきます。ハサミの部分も非常に歯ごたえがあり、いっそう旨味濃厚で、大満足の一品でした。
私がメインに選んだのは「牛フィレ肉のグリエ 芳醇なマデラ酒のソース」。レアで焼いていただきました。
牛ひれ肉は、見た瞬間に勝利を確信したような気分になりました。どう考えても旨そうにしか見えません!私はこの肉を見て反射的に、ビールを注文しました。お昼どきなので、お酒は1杯だけにしようと思っていたのですが。。
お肉は、ほとんど力を入れなくてもナイフがスッと通ります。口にしてみると、肉汁の旨味で口の中がすぐにいっぱいになります。お肉の繊維の一本一本がしっかり主張していて、噛んでみると緩やかにほどけていきました。
後味には、刺激的な肉の旨味と、ソースのほんのり爽やかな風味が残り、次の一口、その次とどんどん食べたくなります。ビールとともに、あっという間に平らげてしまいました。
一流フレンチのメインとしての期待を裏切らない、味も盛り付けもボリュームも、すばらしい料理でした。
デザート
デザートは「黒胡椒入りパンナコッタ イチゴのパイ飾り」。
メイン料理までで既にお腹はいっぱいですが、デザートは別腹です。立体感のあるデザートが出てきました。
その見た目通り、1枚のお皿に多くの種類の味が盛り付けられていました。
イチゴやブルーベリーの実は酸味、その下のクリームとビスケット(?)は甘い味、下のゼリーとイチゴソースは酸味、パンナコッタとアイスは甘味と旨味という感じで、あらゆる角度からいろいろな味が楽しめます。
とくに、ゼリーが酸っぱい!レモン味というか、そのままレモン果汁なんじゃないかというほど酸っぱく食欲が刺激されて、満腹の状態でもペロリと食べてしまいました。後味もスッキリです。
カフェ、プチフール
最後はコーヒーとプティフールです。かぐわしいコーヒーと、カチャカチャという上品な音とともに、コーヒーが運ばれてきました。
私はコーヒー、妻はカフェラテをいただきましたが、どちらもお代わり自由でした。カフェラテはメニューにはありませんでしたが、スタッフの方に相談して作っていただきました。
プティフールというのは、小さいお菓子という意味なんですね。ここでは、5、6種類の中から好きな3品を選んで食べられました。こういうのは女性受けが良いですね。
妻が選んだのは、この3品。ピスタチオのマカロン、モンブラン、あと1つ(ごめんなさい忘れました)です。
私が選んだのは、この3品。モンブランと、みかんのゼリーと、あと1つ(ごめんなさい忘れました)です。
見た目にもかわくて、どれもコーヒーや紅茶によく合う美味しいお菓子でした。お土産をもらったときのような嬉しい気分になりました。
5種類のパンを選べんで好きなだけ食べられる
プリンスホテルのパンといえば、コアなファンも多くて有名ですよね。ブリーズヴェールのコースランチでは、スタッフの方が随時声をかけてくださって、いろいろな種類のパンを好きなだけ食べられました。
パンフリークの私たちにとって、これは嬉しい誤算でした。フルコースの料理に加えて、美味しいパンが好きなだけ食べられるというのは至福の気分です。
この日は、ミルクパン、玉ねぎパン、いちじくパン、フォカッチャなど5~7種類あって、はほぼ全種類、制覇しました。
どれも美味しかったですが、一番はやはりミルクパン。私はこのパンだけで3個いただきました。
ランチ後は春の芝公園を散策
お腹いっぱい食べたあとは、ほろ酔い気分でパークタワーの庭園と、隣接する芝公園の中を散歩しました。
パークタワーの庭園はプロの職人さんが素晴らしく手入れされています。
芝公園も四季折々の花を楽しめるスポットとして有名ですが、ホテル敷地内の庭園に行くと、より手厚く手入れされていることが、すぐにわかります。芝生も常に綺麗に生えそろっていますし、木や花も一本一本管理されています。
この日は、桜の花が色鮮やかでした。
芝公園の散歩の後は、お隣の増上寺でお参りして、帰路につきました。
お代(コース料理+オプション+飲み物)
さて、お支払いです。
レディースランチ+OP(女)5,000円 + 600円
レディースランチ+OP(男)5,500円 + 600円
のみもの(お酒2杯、ノンアルコール1杯)
2人分合計で、14,780円でした。
当然、普段のランチより高いですが、最高の立地で、最高の料理を最高のおもてなしで堪能してこの値段は、とてもリーズナブルだと感じました。
営業時間、定休日など
レストラン「ブリーズヴェール」の概要情報です。
概要情報や予約については、一休の「ブリーズヴェール」ページからも確認できます。
住所:東京都港区芝公園4-8-1 33F
営業時間:朝7:00~10:30、昼11:30~15:00、夜17:30~22:00
定休日なし
サービス料:10%
子連れ:ランチのみ可、子どもメニューあり、子どもイスあり。ディナーは中学生以上
ブリーズヴェールのドレスコード、服装
ドレスコードは、スマートカジュアルです。男性のサンダル、タンクトップ、ハーフパンツ、破れたジーンズ等、不快を与える服装はNGとのことです。
私たちは食後に芝公園を散歩する予定だったので、パーカー+ジーンズ+スニーカーで行きましたが、問題ありませんでした。
まとめ:次のお祝いもここで
我が家でここまで贅沢な食事をするのは、年に1回あるかないかというところで、この日は結婚記念日に相応しい豪華絢爛な料理を堪能しました。
徒歩圏内でのお出かけでしたが、非日常を充分に感じることができて、帰宅したら日帰り旅行をしてきたかのような気分になりました。
2020年4月現在、お店は時間限定営業となっていますが、記念日やお祝いなどで贅沢ランチを楽しみたいときは、ぜひ「ブリーズヴェール」を利用することをおススメします。
きっと後年になっても、あのレストランではこんな部屋でこんな料理を食べたねと言い合えるような良い思い出になると思います。