JR高輪ゲートウェイ駅が開業しましたが、実際に駅に足を運んでみると気づきました。改札口が西口だけなんですね。
この記事では、駅の反対側(東側)までどうやって行くのか?いつまで今の状態が続くのか?についてお伝えしていきます。
高輪ゲートウェイ駅の出口は1つだけ
初めて駅に行ったとき、思わず駅員さんに詰め気味に質問してしまいました。
「改札はここだけ?出口は西側だけですか!?」
駅員さんから返ってきたのは
「はい、出口はこの一か所だけになります!」
と、笑顔で力強いお答え。
なるほどシンプルで分かりやすい・・・いやいや、マジすか。それ相当不便ですよ。。思わず唖然としてしまいました。
高輪ゲートウェイ駅の構内図
正式な構内図を見てみましょう。改札のある2階の構内図です(JR東日本HPより抜粋)。なお1階はホーム、3階は店舗です。
たしかに、どう見ても出口は1つだけ。東側(構内図の下側)は完全に見捨てられていますΣ(・□・;)
高輪ゲートウェイ駅から港南側・東側への連絡通路
駅から港南側つまり東側・芝浦側へ抜けるには、駅を出てから大きく北側に迂回する必要があります。
いちど泉岳寺駅のある第一京浜の道路に出て、高架下トンネルをくぐって芝浦中央公園の入口付近に出るルートです。歩いて行ける距離のルートはこの1つだけです。
このルートには、難点が2つあります。以下、実際に足を運ぶ前に必ずご確認ください。
駅から東側まで徒歩10分
1つは距離です。
迂回すると、駅出口から東側の芝浦公園の入口までで、徒歩10分ほどかかります。単に駅の反対側に出るだけで10分かかるんです。
高輪ゲートウェイ駅からお隣の品川駅まで歩くのと、ほぼ同じ距離ですΣ(・□・;)
”おばけトンネル”を通る
もう1つの難点は、通称”おばけトンネル”、高輪橋架道橋です。
ここは不気味なトンネルとして名高く、都心では信じがたいぐらい古い造りになっています。地面から天井までの高さは、わずか1.7m。大抵の大人は屈まないと通れません。
トンネル内は薄暗く、古びた壁や電球色の照明がなんとも不気味な雰囲気を醸します。
歩道の幅も狭く、自転車とすれ違う度にぶつかりそうになります。昼間~夕方はそれなりに人通りがありますが、夜に女性一人でここを通るのは厳しいでしょう。
でも現状、高輪ゲートウェイ駅から港南側への行く現実的なルートは、この1つだけなのです。
品川シーズンテラスや芝浦中央公園までの行き方
高輪ゲートウェイ駅の東側には、品川シーズンテラスやそれに隣接する芝浦中央公園があります。
これらの施設の最寄り駅は、直線距離としては高輪ゲートウェイ駅ですが、品川駅から行く方が、距離、安全面ともに利便性が高いと言えます。なお、品川駅からシーズンテラスまで徒歩約7分です。
品川シーズンテラスや芝浦中央公園までの詳細なアクセス方法は、こちらの記事でご確認いただけます。
将来の高輪ゲートウェイ駅から港南側へのアクセス。JR開発計画
今は駅の港南側の在住・在勤者にとっては不便極まりない状態ですが、もうしばらく我慢しましょう。JR東日本の再開発計画を紐解いてみると、劇的な改善策が載っていました。
2024年度の本開業時には、歩行者用専用道つまり「ペデストリアンデッキ」ができ、さらにその後、地区幹線道路つまり「高架下連絡道路」もできるようです。(JR東日本の発表資料はこちら)
「ペデストリアンデッキ」は、品川シーズンテラスや芝浦中央公園へのアクセスにはベストのルートになりそうです。品川駅エリアとも近く、非常に便利になりそうですね。
「高架下連絡道路」の位置は、現在の”おばけトンネル”こと高輪橋架道橋の付近にあたります。こちらは高輪ゲートウェイ駅からは距離がありますが、都営浅草線の泉岳寺駅から港南側に抜けるには便利なルートになりそうです。
おばけトンネルも、もうすぐ見納めになりそうですね。
まとめ
高輪ゲートウェイ駅は、今まさに建設中で、2020年3月の開業は、開発計画のほんの一部だということがわかりました。
今はまだ、駅の東西の通行は不便極まりない状況ですが、2024年の本開業には、本来の高い利便性を実現して、多くの人に利用される街になることでしょう。