このページでは、人感センサー照明への切り替え方法とレビューをお伝えしていきます。
人感センサー照明はwithコロナ生活への備え
怖いウイルスや細菌が身近に存在する時勢では、子どもが帰宅したら、できる限りどこにも触らないまま手洗いをさせたいですね。
ドアノブに触れるのは仕方ないとしても、照明のスイッチはタッチレスにしやすいと思います。
調べてみると、今は高精度の人感センサーのついた電球が1,000円前後で買えるんですね。しかも、ものすごい簡単に切り替えできそうです。
このことを知って、タッチレスなWithコロナ生活への第一歩として、我が家では人感センサーLED電球を導入することにしました。
1,000円台のタッチレスLED電球を使う場所
タッチレス照明を導入する場所としては、トイレ、廊下、洗面所付近、台所など、
そこを使っている間は、ほぼ常に身体が動いている部屋やスペース
が適しています。
中でもトイレや廊下は、照明として電球を使うケースが多く、シーリングライトの部屋よりも低価格で気軽にタッチレス照明を試すことができます。
逆に、リビングや寝室は、寛いでいるときに突然明かりが消えたりしてしまいますから、不向きですね。
LED電球のシェアトップはパナソニックとアイリスオーヤマ
2020年現在、LED電球の日本でのシェア争いは
Panasonic
アイリスオーヤマ
の2強時代で、両社が抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げています。日本初の白熱電球を開発した東芝は、大きく後塵を拝していますね。
この2社の人感センサーLED電球の特徴は、ざっと言うと
Panasonic ⇒ センサー性能◎、価格3,000円台
アイリスオーヤマ ⇒ センサー性能〇、価格1,000円前後
といったところです。
まずはとにかく試してみたいなら安いアイリスオーヤマ、LED電球を長く使うことを重視するならセンサー性能の高いPanasonicを選ぶのが無難でしょう。
人感センサーLED電球の仕組み
Panasonicもアイリスオーヤマも、ほぼ同様の仕組みです。
LED電球の先端についている小さい突起がセンサーです。写真はPanasonicのものです。ここまで小型化しているんですね。
ここには、以下の2種類のセンサーがついています。
人体の動作を検知するセンサー
人が動きを検知するセンサーです。LED電球の半径数メートル以内に人が入ってきたらセンサーが反応します。
厳密には、人の動きによって生じる温度の変化を検知するものです。そのため、夏場に部屋の温度が人の体温に近くなった場合には、センサー感度が鈍くなる可能性があります。
明るさを検知するセンサー
もう1つのセンサーは、明るさを検知するものです。
充分に明るい場合には電球を光らせる必要はありませんから、人が近くに来ても自動点灯しないようになっています。
自動消灯
PanasonicのLED電球(LDA5LGKUNS)の場合、人の動きがなくなってから60秒後から、徐々に暗くなってきます。もうすぐ灯かりが消えることをお知らせしてくれているんですね。
そして、減光の6秒後に消灯されます。
アイリスオーヤマのLED電球(LDR6L-H-SE25)は、120秒後に、減光なく消灯されます。自動消灯にかかる時間や方法は、製品によって異なるようです。
人感センサーLED電球への切り替え方法
通常の白熱電球から人感センサーに切り替える方法についてお伝えします。
1.自宅で使えるか事前確認
購入する前に、自宅で利用できるか予め確認しておく必要があります。
電球サイズはE26かE17か
自宅の電球の口金(くちがね)サイズを確認します。電球の根本、ネジのような部分の直径の長さですね。
電球のガラス部または口金の近くに小さく書いてありますので、いま取り付けている電球を外して手に取って見てみましょう。
家庭用の電球の口金サイズは基本的に、E26(直径26ミリ)かE17(直径17ミリ)のどちらかですが、多くの場合はE26です。人感センサーつきの電球も、このE26サイズの製品が圧倒的に多いです。
明るさは40Wか60Wか
次に、照明の明るさの定格を確認します。
現在使っている電球のワット数が、電球のガラス部に書かれていますので、確認してみましょう。照明器具本体にも記載されています。トイレでは40W、それ以外の部屋では60Wのことが多いようです。
電球の形は
電球の形にこだわりのある方は、それに近い形状にしたいですよね。ご自宅の電球を手に取り、同じ形状のものがないか確認してみましょう。
なお、人感センサーつきの電球は、まだラインナップが充分とは言えません。楽天市場やAmazonなどで地道に確認する必要があります。
楽天市場の人感センサーLED電球はこちら Amazonの人感センサーLED電球はこちら
ちなみに我が家の廊下の電球は、通常より大き目サイズだったので同じものを探したのですが、人感センサーつきの同じサイズ・形のものは見つからず。断念して、通常サイズのLED電球を選びました。
センサーの障害(照明カバー等)ないか
人感センサーが正しく動作する環境かどうかを確認します。
電球にカバーがついている場合には、人感センサーが働かない可能性が高いです。透明なガラス製のカバーでも、センサーが働かなくなるので、注意が必要です。
天井部に穴があってセンサー部が埋もれてしまうようなケースも同様です。我が家では以下のように、天井部に穴がありますが、センサーが外に出ているので問題なく利用できます。
2.人感センサーLED電球を購入
人感センサーLED電球は、今や様々なお店で販売されています。家電量販店、街の電気屋、ネット通販など。
ここでは、ネット通販のリンク先をお伝えします。クリックすると、人感センサーLED電球の製品一覧が表示されます。
楽天市場の人感センサーLED電球はこちら Amazonの人感センサーLED電球はこちら
3.古い電球を取り出して新しいLED電球をつける
製品を購入したら、いま使っている電球を取り出し、購入した人感センサーつきLED電球を取り付けます。
通常の電球の交換と同様に、押し込みながらネジを回す要領です。
4.スイッチを常にONに入れておく
元々使っていた照明のスイッチは、常にONにしておきます。こうすることで人感センサーが反応するようになり、自動点灯・自動消灯ができるようになります。
自宅のトイレと廊下を人感センサーLED電球に切り替えた
我が家では、トイレ(照明1個)と廊下(照明2個)の電球を、人感センサーLED電球に切り替えました。
実際に購入したPanasonicの人感センサーLED電球
購入した製品として、人感センサーの性能の高さと、長持ちするLED電球の保証期間が5年間であることを重視して、Panasonicを選びました。
トイレ用:40W(LDA5LGKUNS)
廊下用:60W(LDA8LGKUNS)
子どもの帰宅後、ドアノブ以外は触れずに手洗いへ
使い始めた日からすぐに、人感センサーLED電球の効果が発揮されました。
幼稚園児の子どもが公園から帰ってきて、すぐ手を洗いに洗面所に向かわせると、洗面所へのドアを開けた瞬間にパッと照明がつきます。子どもは嬉々として手を洗い始めました。
照明からドアまでは約1.5メートルほどですが、ドアの開閉とほぼ同時に点灯します。
人感センサーも鋭敏なのだと思いますが、白熱電球と違って、スイッチが入ると迅速に照明がつくのがLEDの良さですね。
ちなみに、我が家はハンドソープもセンサーつきのディスペンサー(約3,000円)です。利用レビューはこちらのページから確認いただけます。
大人も2週間で慣れた
子どもはすぐに慣れましたが、大人は最初ちょっと戸惑います。トイレへの出入りのときに、ほとんど反射的にスイッチをパチッと押してしまうからです。生まれて40年近くの間ずーっと、
電気はつけっぱなしにしない!
と教育され注意され続けてきたわけですから、どうしようもありません。スイッチをいじらない暮らしに慣れるのには、2週間ほどかかりました。
子育てで両手がふさがる場面で効果発揮
乳児を抱きかかえて浴室に運んだり、ものを持ったまま洗面所にいくときには、人感センサーによる自動点灯は本当に助かります。
電気製品に助けられている有難みを、ひしひしと感じます。
節電できる!
実際使ってみると、電気の無駄遣いが削減されたことがすぐにわかりました。
自分たちが何気なく照明をつけっぱなしにしていた時間が、生活の中に数多くあることに驚きます。例えば
トイレに入っている間
風呂に入っている間
歯を磨いている間
などです。洗濯物を干している間や、掃除している間など、細かいところではもっと多くあります。
なお、人感センサーLED電球の待機電力は0.2W。1ヶ月の電気代に換算すると約4円です。
周りが明るいときはつかない
照明が要らないほど明るい場所では、明るさセンサーが働いて照明が自動点灯しません。
ですが、我が家のトイレや廊下は自然光が入りにい間取りで、隣接する部屋の照明の光も届きにくい構造のため、ほぼ常に自動点灯されます。
時折、廊下につけた2個のLED電球同士の明るさで点かないのかな?という現象が発生します(60W。間隔2メートル程度)。毎回ではなく時折なのが謎ですが、明るさは1個でも十分なので支障はありません。
デメリット
人感センサーLED電球を実際に使ってみてわかったデメリットについてお伝えします。
点灯時間の変更はできない
実際に使ってみると、トイレの中で60秒で自動消灯してしまうのは、ちょっと短く感じます。まあ、少し動けば良いのですが。
廊下は60秒でちょうどいいので、トイレだけ120秒に変更できたりするとさらに便利だと感じました。
意図せずついてしまうことも
照明付近のドアを開け放しておくと、ドアの前を通っただけで電球が自動点灯してしまいます。とくに暖かい季節には開け放すことも多いので、無駄な電気消費が少し増えると思います。
”部屋に入ってきたら自動点灯”みたいな機能があると一層便利だと思います。
まとめ
人感センサーLEDについてお伝えしました。
前々から検討していた商品ではありましたが、今回使ってみて、やはりもっと早く買っても良かったな・・・と感じました。
Panasonicの良品が3,000円程度で買えて、それだけで外から自宅へのウイルスを持ち込むリスクを減らすことにつながり、節電にも貢献しています。
ぜひ、子育て給付金の追加金や、ひとり10万円の特別定額給付金の使い道の候補に検討されてみてはいかがでしょうか。
【パナソニック製40W(LDA5LGKUNS)】
【パナソニック製60W(LDA8LGKUNS)】