暑い夏の休日には、子どもたちに水遊びや水浴びをさせたいですよね。
でも、プールに連れて行くにも、用意するものも多いし、連れていく親の方の水着や着替えも持っていかなければいけませんし、何より夏休み時期のプールは非常に混んでいます。
連れていくのが億劫になりますよね・・・。
そんなときに、我が家がヘビロテで気軽に利用するのが、世間にはほとんど知られていない穴場スポット「シーバンス 水の広場」です。
穴場スポット「シーバンス」とは?
浜松町駅から徒歩8分にある、小規模な複合型施設です。
大きく分けて、以下の3つのエリアから構成されています。
- 公園部分の「水の広場」と「丘の広場」
- ショッピングモール棟の「ア・モール」
- イベントホール・オフィスビル棟の「S館」「N館」
今回主にご紹介するのは、このうち「水の広場」になります。
夏季限定で、「水の広場」で水遊びができる
「水の広場」では、夏季(7月~9月頃)になると、小さな噴水ショーが行われます。
昼(10時~17時)の1時間毎に10分間ほど、リズミカルに水が噴き出てきます。
この噴水ショーは小さいながら、ただ見るだけでなく、「触(さわ)れる」噴水です。
この噴水が勢いよく出てくると、近所に住む子どもたちは大興奮。
夢中になって飛び回って遊びます。
噴水の水は、一定のリズムでいくつかのパターンの噴き出し方があります。
なにか音楽のメロディーに乗せているのかもしれません。
規模の大きい噴水ではありませんが、この時折あらわれる噴水が、子どもたちにとってはとても楽しいイベントのように感じる様子です。
この水遊びを、無料で楽しむことができます。
この噴水で遊ばせ、その前後はショッピングモール「ア・モール」で休憩や食事をする方がほとんどです。
後述しますが「ア・モール」屋内にはフリースペースがありますので、そこで座って休憩して、水遊びと休憩・食事とを何度もリピートする家族連れも見られます。
水遊び → 「ア・モール」で休憩 → また水遊び→ 「ア・モール」で休憩・・・(以降繰り返し)
といった具合です。
空いている!
気軽に子どもたちを水遊びさせたり休ませたりすることができるスポットは、都心ではどこも大混雑になります。
しかし、この「シーバンス 水の広場」の素晴らしいところは、空いていることです。
私は何十回と噴水ショーを見ていますが、混雑している場面に出くわしたことがありません。
ごく近隣に住む住民しか知らない(もしかしたら近隣住民も見過ごしている?)、まさに穴場スポットだと言えます。
「水の広場」の水遊びに用意するもの
【必須①】替えの服、または水着
小さな噴水とはいえ、子ども達はわりとガッツリ濡れます。
なお、着替えは、「ア・モール」の中のトイレ等で済ませることができます。
施設は古いですが、公衆トイレとは違い、きちんと清潔に管理されたトイレです。
【必須②】体を拭く・温めるタオル
水遊びにタオルは鉄板ですね。
ごく近くにお住まいの方や、1回(10分間)だけ遊ばせる方の場合は不要かもしれません。
【必須③】帽子、濡れても良いサンダル
帽子は水遊びに限らず、夏に外で遊ばせるときは必須ですね。
【なくても良いもの】飲み物、食べ物
夏はどこに行くにしても水分補給は必須ですが、「ア・モール」の中のコンビニで冷たい飲み物を調達できます。
楽しめる年齢は2歳~小学校低学年くらいまで
いわゆる「じゃぶじゃぶ池」のようなプール(池)はありませんので、たとえ0歳児でも溺れることはありません。
ただ、それなりに勢いよく水が出るので、噴水の穴を覗き込んで、水が目に直撃するとかなり痛いと思います。
2歳くらいから、大人が近くで注視しながら遊ばせるのがお勧めです。
また、噴水は小規模なので、ここで楽しく水遊びできるのは小学校低学年くらいまでかと思います。
(小学校3,4年生くらいの子が、弟や妹と一緒に楽しく遊ぶ姿はよく見かけます)
噴水ショーの実施日および時間帯
夏季(7月~9月)の「平日」と「土曜日」です。
日曜日は噴水ショーはお休みですのでご注意ください。
以下の看板に表示されている時間帯に、噴水を楽しめます。
12時からの回だけ、1時間連続で楽しめます。
シーバンスで子どもを水遊びさせてみた
子どもが2歳になった頃、シーバンス「水の広場」で水遊びさせてみました。
すると、ふだん外ではもの静かなうちの息子が、まさに水を得た魚のように飛び回って遊んでいました。
子どもが水遊びするときってどういうわけか、ほかの遊びよりも異次元のハイテンションになりますよね。
そして、ものの5分ほどで服はずぶ濡れになり、着替えが必要な状況に。
この日は不覚にも着替えを用意しておらず、半ば強引にいったん帰宅させました・・・。
後日、水着を着せて、さらにダイソーや300円ショップで買った水鉄砲も用意して、リベンジしました。
これがまた大ヒットで、夢中になって水鉄砲を片手に噴水周辺を走り回りました。
噴水付近はギリシャの神殿のような柱があり、かくれんぼや追いかけっこをするのに適した地形になっています。
内気だったはずのわが子はすかさず、柱の陰から効果的に水を飛ばしてきました。
水遊びの後、さらに遊ばせる
「水の広場」は並みの公園に匹敵する広さのため、柔らかいボールで伸び伸びと遊ばせることができました。
この広さを生かして、ストライダー遊びやかくれんぼをさせるにも良いですね。
水の広場以外にも子供が喜ぶスポット
この広場には遊具や砂場はありませんが、オブジェや木、階段や坂道などを利用して、子どもが自分のペースで遊んでいる場面を多く見かけます。
この施設には、多くの魅力があちこちに存在しているため、子どもが探検しがいがあるのだと思います。
涼やかな樹木トンネル
浜松町とは逆の、田町駅側の出入り口付近には、トンネル型の通路があります。
このトンネルのアーチには樹木が植えてあり、風の通り道なのでしょう、ここを通るときはいつも風を感じます。
夏場には、樹々のわずかな木漏れ日を浴びながら、涼しい風の感触と、葉ずれの音を楽しめます。
子どもがここを通るときは自然、風と一緒に全速力で走っていきます。
広場の樹々
「水の広場」には樹木があり、平日には、地元の保育園児たちが葉っぱや虫などを探して遊んでいます。
また、桜の木が植えてあり、春には桜の花を楽しめます。
「ア・モール」のテラス
「水の広場」側からは上にあがれる階段があり、テラスから、広場の自然や運河の様子を楽しめます。
芝浦の運河
海が近いため、芝浦の運河を、すぐそこに眺めることもできます。
時折、小さなボートがゆっくりと通りかかります。
屋内で休憩・食事できる
「水の広場」の前にあるショッピングモール「ア・モール」には、コンビニや飲食店があるだけでなく、広いオープンスペースに、70個超のテーブルと、200人分超のイスやベンチが並んでいます。
このイスとテーブルで、「水の広場」で過ごす前や後に休憩したり、急な雨風をしのいだり、「ア・モール」内の店で買った食事や飲み物を楽しむことができます。
なお、「ア・モール」には、様々なお店があります。
土日にはマクドナルドやローソン、ファミリーマート、平日にはさらに、キッチンジローや丸亀製麺、ドトールコーヒーなども開いています。
誰もが利用しやすいお店ばかりですね。
まとめ
「シーバンス」には、プールや大型の公園ほどの設備はありませんが、子連れの家族にとって、気軽に水遊びや公園遊びをさせるには最適のスポットです。
また、お伝えしたように、ここはほぼ常に空いています。
都心とは思えない本当に静かな、のどかな空間で、お子さまと遊びに行ってみてはいかがでしょうか。